兵庫県議会 公明党・県民会議

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「神戸陽子線センター」が開設 小児がん治療に重点 子ども専用の照射室 発育・発達障害など合併症のリスク抑える

  全国で初めてとなる小児がんに重点を置いた粒子線治療を行う「神戸陽子線センター」が昨年12月1日に神戸市中央区のポートアイランドにオープンした。
兵庫県立粒子線医療センター(たつの市)の付属施設で、隣接する県立こども病院と一体となって、リスクが少なく効果の高い安全・安心な治療の提供をめざす。同施設の設置を推進してきた県議会公明党・県民会議議員団(北条泰嗣幹事長)はこのほど、現地を視察した。
 ポートアイランドには最先端の医療、研究機関などが集積する。神戸陽子線センターは、これらの医療機関や神戸大学医学部付属病院と連携し、高度ながん治療を行う。最新の陽子線治療装置を導入し、小児用と成人用、それぞれ1室の照射室を備えている。
 陽子線治療は、がん細胞にピンポイントで高いエネルギーを与えて破壊する一方で、身体への負担をできるだけ少なくできるのが特長の治療法。特に小児がんの患者については、発育・発達博害といった、治療後に現れる晩期合併症が少ないと指摘されている。
 小児がん拠点病院である県立こども病院とは渡り廊下で連結。外科治療や化学療法と併用しながら、陽子線治療を受けることができる。感染予防のため、小児用の照射室への動線を成人用と分離。照射中には同じ姿勢を保つ必要があることから、小児科専門の麻酔医を常勤で配置している。
 一方、成人に対しては初診から粒子線治療に至るまでを外来≠ナ対応。交通の利便性がいいことから、働きながら通院治療を続けることも可能だ。同センターは「約8000例という全国屈指の治療実績を誇る県立粒子線医療センターの技術、経験、ノウハウを生かすことができる」という。
 県議会公明党・県民会議は、小児がん治療に閲し、専門施設の設置や粒子線治療への保険適用などを推進。議会質問や予算要望を通じて県に求める一方、先進地の視察や国への要望を行うなど、精力的に取り組んできた。
 この日は、子どもたちの不安を取り除くため、内装や医療機器にも彩色やイラストが施された明るい館内を視察。副島俊典同センター長は、「陽子線治療を併用することで小児がん治療の効果を上げることができる」と話していた。

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