兵庫県議会 公明党・県民会議

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地域医療担う人材養成  設立5年の「活性化センター」(神戸大学)

  地域医療を担う優れた人材を養成する、神戸大学医学部の「地域医療活性化センター」が、神戸市兵庫区に設立されてから、4月でちょうど5年になる。兵庫県と一体になり、医師不足が深刻なへき地を含む県内の医療機関に若手医師を派遣するとともに、これら若手医師の教育やキャリア形成の支援を行い成果を上げている。同活性化センターの誘致は、兵庫県議会公明党・県民会議の松田いっせい議員(県議選予定候補)が取り組んできたものだ。
  同活性化センターと同時に、県も「地域医療支援センター」を同じ建物内に開設。医師が不足する状況の把握や不足病院への支援などを行い、医師確保への対策を総合的に進めてきた。 ■県と連携/キャリア形成も支援
  中でも、両センターが連携して取り組んできたのが「県養成医師」の医療機関への派遣と教育・研修機会の提供。県養成医師は、へき地での医師確保のため県が創設した制度で、学費の貸与を受けた医学部生を、卒業後に県内の医療機関へ派遣する。兵庫医科大学や自治医科大学など県内外の5大学の学生が対象で、9年間勤務すれば貸与金額を免除する。
  一方、へき地に派遣される若手医師にとって気掛かりなのは、専門的な医療の経験や研究の機会に乏しいことだ。こうした不安を解消するため、同活性化センターなどは、県養成医師のキャリア形成支援に力を入れており、勤務しながら高度で専門的な医療を提供する医療機関で研修を受ける機会を確保。地域医療教育の専門家による相談・支援体制も整えた。
■へき地などで72人勤務
  現在、72人の県養成医師が県内医療機関で活躍している。このうち、日本海に面し鳥取県との県境に位置する新温泉町の公立浜坂病院には、総合診療科の立花祐毅医長、迫健太郎医師が勤務する。
  立花医長は、定期的に他県の総合病院で高度医療や病院マネジメントの研修などを受けており、「県養成医師へのサポートは学生時代から充実している。ネットを通じたカンファレンス(研究会)もあるので、(医療技術修得の遅れなどへの不安はない」と強調。迫医師も、「県養成医師の9年間のうち2回、計4年間は「研修主体の期間。ここで専門分野の勉強ができるのでありがたい」と話す。
  松田議員は、県施設の跡地に地域医療活性化センター誘致を推進してきた。同議員らに対し、藤澤正人センター長は「地方創生と言っても、住み続けるには医療の充実が不可欠だ。専門医療を学べる環境を整備するなど支援し、地域医療を担う人材に育てたい」と話していた。

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