兵庫県は10月から、高齢運転者の交通事故を防止するため、アクセルとブレーキの踏み間違いによる車の急発進を防止する装置の設置費用を県単独で補助する事業をスタートした。
対象者は75歳以上の高齢運転者で対象車両は、本人常用の自家用車(1人1台までで本人以外の名義車両も対象)。補助対象装置は、
(1)アクセルを急激に踏み込んだ場合にセンサーが異常を検知する急発進抑制タイプ
(2)一定範囲内の障害物を超音波センサーが感知し、加速を抑制する障害物感知タイプの2種類となっている。
標準的な装置設置費用4万4000円に対し、その半額の2万2000円を補助額の上限とした。
県議会公明党・県民会議議員団(松田一成団長、谷井勲幹事長)は、2020年度予算要望の中で、高齢ドライバーの安全運転支援装置の設置を促すため、「踏み間違いを防止する安全運転支援装置を高齢ドライバーが購入する際の新たな支援制度を創設し、設置普及を図るべき」と主張していた。