兵庫県はこのほど、脳性まひなどで重い障がいがある人たちが、診療や専門的なリハビリを受けられる「県立障害児者リハビリテーションセンター」を尼崎市内にオープンさせた(リハビリテーションは4月以降に開始)。
子どもから大人まで年齢に応じた専門的なリハビリを行う同センターは、阪神・尼崎駅近くの商業施設内に開設。医師や理学療法士など専門のスタッフが配置されおり、器具を使った歩行訓練などを受けることができる。また、通院が困難な人には、地域の訪問看護ステーションと連携して対応に当たるという。
柴田徹センター長は「住んでいる地域で安心してリハビリを受けられるよう、サポートしていきたい」と話していた。
これまで公明党は、谷井勲県議が2018年2月の定例会で「阪神間には重度心身障がい児者のためのリハビリテーションの拠点がなく、県内外の既存の施設まで通うのは大きな負担」との障がい児を持つ保護者の声を訴えるなど、早期に同地域にもリハビリテーション施設を開設するよう求めてきた。