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372回定例議会に竹尾議員が登壇 医療課題や女性活躍社会にむけた環境整備について県に質疑

議会質問

372回定例議会に竹尾議員が登壇 医療課題や女性活躍社会にむけた環境整備について県に質疑

372回定例議会に竹尾議員が登壇しました。

質問内容は以下になります。

1. 県立西宮総合医療センター(仮称)が果たすべき役割について

来年7月に開院する「県立西宮総合医療センター(仮称)」に関して、がん診療連携拠点病院としての役割継続、特に患者のQOL向上に繋がる「アピアランスケア」の充実、およびリンパ浮腫外来の機能継承・拡充の必要性について、県当局の見解を問いました。医療従事者だけでなく、理美容師やネイリストなど専門職との連携による「アピアランスケアチーム」の構築を提案し、地域医療における新病院の具体的な貢献について質しました。


2. 重度の医療的ケア児者向け短期入所の充実について

 医療的ケアが必要な「18トリソミー」のお子さんを抱えるご家族の現状を踏まえ、重度医療的ケア児者の短期入所(レスパイトケア)体制の課題について質問しました。特に、西宮市を含む県内での受け入れ先の不足や、事前診療すら困難な状況を指摘。大阪府の事例も参照し、兵庫県における短期入所事業所の整備状況、および今後の充実・強化に向けた取り組みについて県当局の所見を伺いました。


3. 職員が働きやすい環境整備について

「若者に選ばれる兵庫県」を目指す上で、県職員が安心して働ける環境整備の重要性を訴え、特に昨年の文書問題以降、議会等で議論されてきた「パワーハラスメント対策」の強化について質しました。県の「新しい働き方推進プラン」における5つの施策を評価しつつも、ハラスメント防止指針の改定状況や、知事・幹部職員の研修受講後の具体的な取り組みが見えにくい点を指摘。若手職員の定着率向上に繋がる実効性のある対策について、県当局の見解を求めました。


4. 女性活躍社会の構築に向けた就労支援について

 国の第6次男女共同参画基本計画や県の「ひょうご男女いきいきプラン2025」の成果と課題を踏まえ、次期計画「ひょうご男女いきいきプラン2030(仮称)」の策定に向けた現状を質問しました。特に、女性管理職比率の低さ、若年女性の県外転出、正規雇用比率の低下、出産・育児と就業の両立困難といった課題を指摘。女性の県内就職促進、出産後の就労継続支援、そして安心して働き続けられる環境整備に向けた具体的な施策について、県当局の所見を伺いました。


5. インクルーシブな学校運営モデルについて

障害のある子どもを含め、誰もが共生社会に積極的に参加・貢献できる「インクルーシブな学校運営モデル」の構築について質問しました。西宮市の市民団体の提言や、他府県の先進事例、兵庫県のこれまでの取り組み(特別支援学校の分教室設置など)を踏まえ、高校段階でのインクルーシブ教育システムの推進を提案。今後、兵庫県がハード面(環境整備)とソフト面(教育課程編成)の両面で、どのようにインクルーシブな学校運営モデルを推進していくのか、県当局の所見を求めました。


6. ストーカー被害防止に向けた体制強化について

神奈川県警が公表したストーカー事案の検証結果と、警察庁の再発防止策通達を踏まえ、兵庫県警におけるストーカー被害防止への取り組み強化について質問しました。神奈川県警の対応における問題点(危険性・切迫性の認識不足、捜査への切り替えの遅れなど)を指摘し、警察庁が求める司令塔機能の確立、報告体制の構築、マニュアル整備、ストーカー規制法の改正などを踏まえた兵庫県警の現在の対応状況と今後の方針について、県当局の見解を伺いました。